人が買い物をしなくなる時代到来!?
今回は「2025年、人は「買い物」をしなくなる」を読んでみることにした。
私は最初に「2025年、人は『買い物』をしなくなる」というタイトルを見たとき、多くのクエスチョンが頭に浮かんだ。それほど近い未来に「物を買う」という行為がなくなるとは、到底考えられなかったからだ。
著者の望月智之氏は、様々な企業のデジタルマーケティングを支援する「株式会社いつも.」の取締役副社長だ。著者は本書のまえがきで、「間違いなくその時代(人々が買い物をしない時代)は訪れる。それも遠い時代ではなく、近い未来に」と断言している。
本書を読み進めていくうちに、著者がここで語る「買い物」の定義が、お金を払って何かを買うことではないことを知った。なくなるのは、買い物における「さまざまなプロセス」ということだ。そしてその過程で、わずか5年後には身の回りのありとあらゆるものが商品棚になるという。そして、この変化に基づいて、人々の生活様式も大きく変わっていくと著者は予測している。
戦後発展してきた百貨店はレジャーとして親しまれ、週末のまとめ買いはスーパー、毎日の買い物は商店街とされて楽しまれていた買い物。今やそれは面倒なものとなってしまった。いかに楽に簡単に素早く欲しいもの・良いものを手に入れるかがキーになってくる。そして、口コミやインフルエンサーを頼りにより良いものを素早く見つける時代になった。Eコマースはデータを必要とするため消費者のプライバシーが脅かされているが、データのおかげで人々の暮らしがより便利になっていく。5Gの時代もすぐそこだし、世の中の買い物手段はまたガラッと変わるだろうと考える。
気になった方は手に取ってみてはいかがだろうか?
https://www.amazon.co.jp/2025年、人は「買い物」をしなくなる-望月-智之/dp/4295403431