スーパーエキセントリック読書ブログ!

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未知のウイルスと戦う!

今回は思考を変えて、ペストと言う小説を読んでみた。


アルジェリアで発生したペストの記録を、医師リウーが淡々と記した物語。今までと違う不自由な生活を強いられる人々や、明確な解決が見えない状況が、現在のコロナ禍と重なって、どのような完結を迎えるのか気になりながら読み進める。物語の中では「病疫の突然の退潮」で、記録を綴る意味を「人間のなかには軽蔑すべきものよりも賛美すべきものの方が多くある」ことに見出だす。


このコロナ禍も何年後かに、そんな物語になるのかなぁ…と想いを馳せつつ、市中の喜びの声を聞きながらも、完全な終わりでないことを自覚している医師リウーの姿が印象的である。


現在のコロナ禍と通じる街のロックダウン。どの時代でも未知のウイルスには対策を立てるのは並大抵のことでは無い。


皆も1度は手に取ってみてはいかがだろうか?

https://www.amazon.co.jp/ペスト-新潮文庫-カミュ/dp/4102114033