原晋に関する著書『フツーの会社員だった僕が青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』
今年も箱根駅伝が開催されました。
総合優勝は青山学院大学!!
青山学院大学の監督といえば、原晋監督ですね。原晋監督は陸上部の監督、講演会、コメンテーター、執筆等の多方面で活躍されています。
私は以前、原晋監督の本を読んだことがあります。今回は以前、私が読んだ本で『フツーの会社員だった僕が青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』を読んだ時の感想と一部内容を書いていきます。
■この本の内容
この本の内容を書かせて頂く前に、この本の著者である原晋監督についてどのような人か書かせて頂きます。
原晋監督は1967年に広島県に生まれ、現在は青山学院大学体育会陸上競技部監督や講師活動、等をされている方です。青山学院大学の陸上部監督の就任する前は中国電力で働かれていました。中国電力退社後の2004年に青山学院大学の陸上部監督に就任しました。2015年に青山学院陸上部を箱根駅伝初優勝に導き、箱根駅伝優勝を6回されています。(2015年、2016年、2017年、2018年、2020年、2022年で優勝)
この本の冒頭で、原監督は自分の事をダメダメだったとおっしゃっています。
選手として、華々しい経歴は皆無、会社員の新人としてもダメ、指導者としての経験もなかったそうです。
転機となったのが入社3年目、部署でトップクラスの営業マンになってから、後に中国電力で新会社を設立するよう命じられました。5人で立ち上げた会社は今では100人規模になったそうです。
原監督の会社員時代をもとに、青山学院の陸上部で実践、成功した「ノウハウ」がこの本に書かれています。
このブログで47の「ノウハウ」を書くのは難しいので内容の一部と感想を書きます。
■連覇、継続にはチーム力を底上げし、土台を作りましょう
仕事は一時の成果でなくコンスタントに成果を求められるものだと私は思います。偶然、できる事はあるかもしれませんが、安定するには継続的にできる必要があります。
原監督は2015年~2018年連続で、青山学院陸上部を箱根駅伝優勝に導きました。
連覇になった理由、時間をかけてチーム力を底上げしたと原監督は言います。
「勝てる組織を」つくるには時間がかかり、時間がかかります。陸上競技の核となる正しい生活を根付かせるのでさえ、3~5年かかったそうです。
■常識を破りましょう!!2区はエースでなくてよい
一般的に駅伝で2区はエース区間と言われています。
理由としまして、2区は1区を走ってきた選手の流れを引き継ぐ重要な区間のためです。また、箱根駅伝に限って言えば2区と9区が区間の距離が最も長いということ最初の難関として知られる「権太坂」があり地形的にも走りづらいこともあり、各校にエースを並べます。
しかしながら、原監督は2区に必ずエースを持ってきてはいません。選手の特性をみて配置をされています。
2区に適性を持つ強い選手、1区に対応できる強い選手という形ではめ込んでいるそうです。2区にエースを持ってくる常識を破り優勝をしています。
また、原監督は配置のほかにも「チームの笑顔」、「駅伝にビジネスノウハウを導入したこと」等々、駅伝業界の常識を覆してきました。
今、私はテレワークで働いていますが、10年前
テレワークというのは考えられなかったと思います。昔の常識が通用しなくなっていますので、常識を疑い適切でなかった際は打ち破る
事を意識していきます。
■最後に
スポーツと仕事、業態は違えど生かせるものは多いと感じました。
このブログにない他の言葉も、仕事に活用できるものばかりだと思いますので、参考にして頂けたらと思います。
今回の箱根駅伝、青山学院大学はやっぱり強かったです。私も青山学院大学の陸上部のように
20代、30代は社会人としての土台をつくる事を心がけます。