ルフィから学ぶ仲間力！

今回は小さい頃から大好きであった漫画ルフィの仲間力を読んだ。

大ヒットマンガ『ONE PIECE』(以下、ワンピース)を知らない人はいないだろう。麦わら帽子に赤いシャツがトレードマークの海賊、ルフィを主人公とした冒険物語である。そのストーリーの中で繰り返し強調されるのが「仲間」の存在だ。本書は「仲間」、つまりワンピースのキャラクターたちの関係性に注目し、社会学的な視点も交えながら分析している。

人間関係が希薄になってきている現代では、心から頼れる「仲間」を持つことは難しい。しかし誰しも本心では、心から信頼でき、共に困難に立ち向かう仲間が欲しいと思っているはずだ。本書では、仲間関係に欠かせないものからはじまり、仲間を集める力、仲間と助け合う力、仲間を信頼する力、仲間と成長する力、仲間と乗り越える力という「仲間力」を、ルフィたちをめぐるエピソードから読み解いている。

この本を読んで感じたのは、「ワンピースには学びが多い」ということ。もともと学びの多いアニメだということは感じていたが、こうもしっかりと分析してくれるとより勉強になる。

麦わら海賊団のように、フラットな関係が組織に根付いているのは、とても理想的だ。

上の指令を待って、言われた事をやっておけば見返りが得られるようるような縦の支配的組織は、成熟社会の時代、有志の団体には向かない。

チームの個々人が夢を掲げており、その個々人の夢を実現に近づけることがチームの夢(代表の夢)を実現に近づけるような状態がベストだということである。

絶対に支配や束縛はせず、信頼関係を築くことで自発的に個々人が自分の強みをどうチームに活かそうか考えられるようになることが大切だと感じた。

皆さんもお手に取ってみてはいかがだろうか？

https://www.amazon.co.jp/ルフィの仲間力-『ONE-PIECE』流、周りの人を味方に変える法-安田雪/dp/4776206935