「失敗図鑑」偉人と言われた人の失敗をたくさん収めた本
今回は「大野正人」さんが書いた『失敗図鑑』を読んでみた。
こういう図鑑系の本は興味深いものが多い。
『わけあって絶滅しました』という図鑑も読んでいて飽きない。
『失敗図鑑』は人間の、しかも歴史的にも有名な人の失敗が書かれている。
こういう本は、偉人の「あれ?この人って実はダメ人間じゃね?」という瞬間が見れておもしろい。
特に気になったのはスティーブ・ジョブズだ。
言わずと知れたアップルの創業者で、アップルから追い出され、カムバックしてアップルを立て直した。
そしてiPhoneなどの、世界が変わってしまうような製品を出した偉人ということは知っていたが、アップルを追い出された経緯にとんでもない失敗があったのは知らなかった。
ジョブズは完璧を求め、商品に対して妥協を許さず、気に入らない商品を開発したエンジニアは痛烈に批判したようだ。
そして価値観が合わないと解雇した。
今ならSNSで炎上してしまうほど過激な人だったようだ。
そんなジョブズはこう思っていたそうだ。
「俺は悪くない。周りが悪い」
以前紹介した「中野祐治さん」の【億を稼ぐ人の考え方】でも書いてあったが人のせいにしては普通成功できない。
しかし成功したジョブズは本当に天才だったんだろうと思う。
こういった失敗のためにアップルを追い出されたが、Nextという会社を立ち上げ、ピクサーを買い取って【トイストーリー】などヒット映画を出し、当時衰退していたアップルに「戻ってきて欲しい」と言われ返り咲いている。
ここまですごい人でも失敗はするし、人を傷つけるようなことはしてしまうのだなと反面教師にし、前に進もうと思う。