スーパーエキセントリック読書ブログ!

読書を癖付けること、インプットをより意味のあるものにすること、文章を書く力をつけること、が目的です☆

『ブスのマーケティング戦略』

『ブスのマーケティング戦略
税理士:田村麻美

 

”夢見ることをあきらめたブスと、劣化が始まった美人へ”
辛辣な帯タイトルに興味を惹かれてしまった…

しかも、”早稲田大学ビジネススクール准教授:入山章栄氏推薦”のビジネス書だ。

 

はじめの一文にはこう記載されている。
”この本はブスの自虐エッセイではない。れっきとした実用書である。”と。

 

この本に記載されている戦略は大きく2つ。
1.ブスの幸せな結婚
2.ブスの経済的な自立

 

結婚したい。
いい男とやりたい。
年収1000万円になりたい。
起業して成功したい。

著者の赤裸々な願望を文書化したと言ってもいいだろう。
目的を叶えるためには、自分を客観的に捉えて、戦略を立てていくことが必要だ。
実際にそれを叶えるために計画立てて行動に移している人はどれだけいるのだろうか。

 

自分自身の本質を見極め(プロダクト解析)、
自分の今いる場所(市場)と、
ライバルの特性(競合)を精査しなければならない。

 

だいぶ戦略的な話になってきた。


●プロダクト解析
自分を商品と考えたとき、見た目はパッケージにあたる。
客観的に自己評価してみる。
自分という商品が本質的に提供しているサービスがどんなものであるのか。


●市場調査
市場とは、買い手=顧客がいる場所である。
自分が選びたいところではなく、
自分が選ばれるであろう場所で戦うのだ。


●競合比較
ここで出てくるのが3C分析だ。
自社(Company)
競合(Conpetitor)
顧客(Costomer)
自分自身が変わらなくても、その他2つのCの変化により自分への評価は変動する。


自分の立ち位置を把握した上で、
戦いやすい場所で、ターゲットを絞りながら、
武器を増やしながら戦っていく。


恋愛もビジネスも一緒。
戦略的に考えていくことは、人生全てに繋がっていると感じることのできる一冊だ。


変化球のようなビジネス書。
小説のように読んでもらいたい。

 

www.amazon.co.jp