スーパーエキセントリック読書ブログ!

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シングルタスクの原則 いろいろ仕事抱えてるぜ!とイキったことがある人が読むと良い本

今回は経営者でありながら、ビジネススクールも行っているデボラ・ザック氏の【SINGLE TASK】を読んでみた。
 
仕事をしていると、目の前の作業をしながら部下の質問に答え、電話がかかってきたら対応しながら資料を作成する。
 
「俺って仕事できる!」と思ってしまうことがあるが、この本はそんな人ほど仕事ができない人なんだなと思わせてくれる。
 
結局、成功者は集中力がある普通の人だそうだ。
 
集中している時はフロー状態と言われ、ゲームなどで没頭していて多幸感がある状態のようだ。
 
たしかに、いろいろ対応している時に多幸感はないし、「俺って仕事できる!」と自らを振り返っている時点で仕事に集中できていない。
 
マルチタスクをすると生産性は下がり、忙しいからこそシングルタスクをすべき、とこの本では書いてある。
 
やはり集中することが大切なのだ。
 
また神経学的に、マルチタスクはできないと証明されているようだ。
 
同時にやっているという人は勘違いで、脳は一回一回、目の前のことに切り替えているようだ。
 
すると脳にはストレスがかかり萎縮していくという。
 
健康にもよくない。
 
なので、スマホをミュートにし、机の上を片付け、集中を脅かすものを排除することを勧めている。
 
集中力は、一度切れると回復するまで25分かかるみたいだ。
 
そして、読んでいて驚いたのは、人に話しかけられたら今、応じる必要はないということだ。
 
今、対応しようとしても、例えば部下に質問された場合、目も合わせずに質問に答え、部下からしたら軽く扱われた印象を受けるだろう。
 
大事なのは丁寧に30分後に対応するねと言って、集中することが終わったら誠実に対応することだ。
 
確かに、自分ならそう対応された方がうれしい。
 
これからは女性関係も、嫁というシングルタスクで生活していった方がいいのか、もう一度読んで考えていこうと思う。
 
もっと仕事を集中していきたい人は、一度読んでみてはいかがだろうか。