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社会人としての語彙力

私は言葉について深くしろうと思い、山口謠司氏「語彙力がないまま社会人になってしまった人へ」を手に取ってみた。


社会人としてのレベルは「語彙力」で測られる現実がある 。稚拙な表現や、思慮の浅そうな表現をしたり、 自分の中にある語彙の量が不足していれば、 社会人としてのレベルを低く見積もられてしまうのである。


仕事の力量があるかないかということ以前に、 

言葉の理解力や、使う言葉といった語彙力で 

ある程度あなたの評価が決まってしまうということだ。


本書では、社会人としての評価を上げ、 キャリア形成でつまずかない、軽く扱われないための 

「できる人が物事を理解するために押さえている語彙」 「知性と教養を感じさせる語彙」をご紹介しました。 


相対的(そうたいてき)、代替(だいたい)、乖離(かいり)、忖度(そんたく)、 拝承(はいしょう)、概ね(おおむね)、的を射る(まとをいる)、 尽力(じんりょく)、汎用(はんよう)、コモディティ、機知に富む(きちにとむ) などの51語が紹介されている。


その中で印象的だったものは 『敷衍』抽象的なものを具体的にする。 『コモディティ化』平均化して競争力を失っている 『セグメンテーション』市場の細分化 『チャンク・アップ、ダウン』再構築と分析 『忖度』相手の心情を推し量る 『斟酌』相手の心情を汲み取った上で遠慮する 『機知に富む』臨機応変な対応ができ、非常に優れている (頭が良いという言い方では稚拙な表現) 今後も大人としての語彙力を日々勉強して身につけていきたいと強く感じた。


やはり現代人は言葉の力を軽視しすぎているように思う。わずかなニュアンスの違いが大きな誤解を招くことも多い。


語彙力を増やすということは五感を研ぎ澄ますこと即ち、学ぶ姿勢がないと語彙力は増えない。保守的にならず、学ぶ姿勢を持ち続けることが一番大切である。


気になった方は手に取ってみてはいかがだろうか?

https://www.amazon.co.jp/語彙力がないまま社会人になってしまった人へ-山口-謠司/dp/4847095308