0で死ね!と帯に書かれている本「DIE WITH ZERO」
さて、今回は常識と反対のことが書いてある本だ。
ビル・パーキンス氏の「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」という本を読んでみた。
このビル・パーキンスという人は映画プロデューサーをし、プロのポーカープレーヤーという異色の経歴を持っている。
つまり人をたくさん洞察してきた人だ。
この人が言うにはアメリカでは人が死ぬ時に一番お金を持っていて、実は使いきっていないという。
しかし、当たり前だがあの世にお金は持っていけない。
だから若いうちに貯蓄ではなく経験にお金を使うべきと言っている。
この人はお金の価値は年齢を重ねると低下すると言っている。 なぜなら例えば、同じ金額の旅行でも年齢を重ねると体力的につらくなり、若い時と同じように楽しめるとは限らないからだ。
死ぬ10年前に思い出を作っても10年間しか思い出にならない。
それなら若いうちに思い出を作った方が人生は楽しくなる。
しかし、ただ浪費を推奨する本と言うわけではなく、寿命を予測して計画を立てることも奨励している。
大事なのは自分に忠実に生きることだ。
だいたい人生はやりたいことをやればよかったと後悔する。
そして働きすぎなければよかったと後悔する しかし、子育てをしすぎたと後悔するという話はきいたことがない。
子供と一緒にいてあげればよかったと後悔するようだ。
もちろんだが、子供との生活をしっかり支えるだけの収入を得るのも大事だ。
しかし、お金を使うということは勇気がいる。 将来の不安を感じた時の指標として、この本を読んで人生設計を考えてみてはいかがだろうか。