地方の活性化には理由がある！！「熱海の奇跡」
今回、友人の薦めもあり、「熱海の奇跡」を読んでみた。
シャッター街、閑古鳥が鳴く状態だった
「廃墟のようになった熱海」から、どのように再生していったのか。
出来事と「成功要因」をまとめてくれている。
この本曰く、【まちづくりは「街のファンをつくること」】だという。
街のファン、熱海のファンが足りない。それでは街に定着しない。
そして、外の人が街を知らないのはよくある話だが、
なにより「地元の人が熱海を知らない」という状態だったらしい。
なるほど、確かに地元の良さを知らなければ、
留まるメリットを見出すことが出来ずに、若者が他県へ流れてしまう。
そして熱海には高齢者が移り住む傾向があったという。
これでは二重に高齢化が進み、街の再生どころではなくなる。
「熱海」を知るための施策を多々実施していくことで地盤をつくる、
といったところだろうか。興味深かった。
私のイメージしていたまちづくりは
「いかに外から客を呼び寄せるか」というところにフォーカスしていたので、
この本の視点はとても新鮮だった。
まちづくりに限ったことではないかもしれない。
会社もコミュニティも、繁栄させていく上では
会社、コミュニティの「ファン」をつくる必要があるのだと感じた。
街に限らず、自分が所属している場所を発展させたいと考えている方には、
読んでみてほしい。
