子供2人連れながら、外でう○こを漏らしたオヤジの話。
今からお話する物語は、子供を2人連れながら、外でう○こを漏らしたオヤジ(筆者)の話。
できる限りリアルにイメージしていただいたほうがこのBlogもお役に立てると思うので、筆者のプロフィールを簡単にここに記す。
1984年生まれ、170cm70kg、サッカー経験者で月2~3回フットサルをし、ジムには週2~3回行くスポーツマン。
見た目は爽やか系、フェンシングの太田選手、柔道の野村選手、サッカーの稲本選手、ファンキー加藤さんに似てると言われる。
関西出身で地方の国立大学に行き、化学系の大学院まで行きメーカーに就職。
その後営業に転身し、成績は常に組織内10%以内にいる感じ。
マネジメントは興味がなかったのでやってこなかったが、そろそろいいかな、とも思っている。
奥さんは看護師(夜勤なし)。今は7才、3才、1才の娘が3人いる。
それでは、時を戻そうーーー(ぺこぱ)
忘れもしない、あれは2018年、クリスマスも近づいてきた12月23日の日曜日。
今は言われなくなった天皇の誕生日の朝の出来事だ。
都内某所である子連れOKの講演会に友達と行こうと、約束をしていた。
ちなみにその日奥さんはお仕事。
なので、当時5才と1才の娘二人を連れて講演会に行くことになった。
ちなみに筆者は無類のハイボール好きで、前日の土曜日はもちろんハイボールを飲みまくっていた。
おかげさまで翌日の日曜日は下痢だ。
筆者はお腹が弱い。お酒とプレッシャーがかかるとその日は下痢だ。
中学校のときは勉強した箇所がテストにでるかどうか不安で不安で毎回下痢だった。
母親にラベンダーの香りのする小袋を手渡され、それを嗅ぎながらテストに臨んでいたくらいだ。
時を進めよう、そう、日曜日。
イベントのスタートは10時から。
家を8時半に出れば余裕で間に合う。
平日の保育園につれていくペースで準備すればいつもどおりだ。
だが、人生はいつだって思い通りに進まない。
昨日お酒飲んでいるので、便はいつも以上に出る。キレも悪い。回数も増える。
いつもの保育園につれていくペースで準備などできやしない。
結局9時過ぎに家を出た。大丈夫、十分間に合うペースだ。
だが、人生はいつだって思い通りに進まない。
子供が駄々をこねだすのだ。1才の娘はまだ意志をそこまでもっていないが、
5才の娘は明らかに乗り気ではない。
そりゃそうだ、ビジネス寄りの講演会に5歳の娘が興味を持つような育児ができていたら、すでに筆者は孫正義レベルだ。
道中youtube見たいだの、ジュースを飲みたいだの、お菓子を食べたいだの言ってくる。
「このクソ☓☓・・・!」と心の中で思いながら対応していたら、
ついには「アイスを食べたい」と言い出してきた。(セブンティーンのやつ)
アイス・・・!
これはやっかいだ。
これを5才にプレゼントすると、1才が意志を持つのだ。
そう、自分もアイスをよこせと言ってくる。
かつ、移動しながら食べさせることはできない。
移動時間が奪われる。
1才にセブンティーンを食べ切る力はないので、5才と1才に、1つを分け合うよう了承を得て、セブンティーンを購入。
そして食べるスペースを見つけ、交互に食べさせた。
食べ終わる頃には講演会開始ギリギリのスケジュールになってきていた。
でも大丈夫、まだ間に合う-。
だが、人生はいつだって思い通りに進まない。
1才はベビーカーに乗っていたが、歩いていた5才が疲れを申し出てきた。
スタミナが底をついたらしい。
そんな訳あるか、全然歩いてないぞ。
普段家族で買い物いくときの10分の1も歩いてない。
明らかにわがままじゃないか。子育てをミスったか?
だが、ここでそんなことを嘆いてる場合ではない。
左手でベビーカー、右手に5才、背中にリュックというスタイルで会場を目指す。
大丈夫、ギリギリ間に合う-。
だが、人生はいつだって思い通りに進まない。
朝あれだけ出したと思っていたウ○コが、まだまだ出たいとアピールをしてきたのだ。
時間への焦りからか?便意は急速な勢いでどんどん盛り上がってくる。
やばい。これは出る。
だが、途中でウ○コのために寄り道すると間に合わない。
どうする、俺?
どーすんの!!!俺!?(昔そんなCMあった)
ここで筆者は英断を下す。
便意はなかったものとし、ダッシュで会場へ向かうことにしたのだ。
左手にベビーカー、右手に5才、背中にリュック。
なかなかな都会スタイルで都心を颯爽と駆け抜ける。
そして、9時55分、会場のビルについた!!!
間に合った。開始は10時だ。よかった。
だが、人生はいつだって思い通りに進まない。
便意が最高潮の盛り上がりをみせ、肛門括約筋が悲鳴を上げていた。
「こんな負荷、過去最高ですぜ、旦那・・・!」
会場は3階だが、そこのトイレは人で埋まっている可能性がある。
すぐに括約筋を解放できる保証はない。
ビルの案内を見る。
2階は企業のオフィスが入っている。
トイレは各階にあるだろうし、日曜日は休みで人はいないだろう。
筆者の頭は冴えていた。
ここで筆者は英断を下す。
3階で受付をする前に、2階で用を済ませてしまおう。
エレベーターを呼ぶ。
意味がないことだとわかっていても、「↑」のボタンを連打する。
エレベーターに乗る。
ここで筆者は焦りからか、ミスを犯す。0.1秒も無駄にできない状況で、
「2」を押してから「閉」を押してしまったのだ。
本来は「閉」をおしてから「2」を押すべきだ。
そっちのほうが0.3秒ほど時間が短縮できる。
しまった。この0.3秒が大事につながらなければいいのだがーーー
意味がないことだとわかっていても、「閉」と「2」のボタンを連打する。
2階に着いた!男子トイレはどっちだ?
あった、左だ、急げ、、、
子供はどうする?
多目的トイレではないし、トイレもそんなに広くない。
「ちょっと待ってて!」
入り口に1才onベビーカーと5歳を待機させリュックをベビーカーにかけて一人個室に入る。
勝った。俺の勝ちだ。
だが、人生はいつだって思い通りに進まない。
そう思った瞬間、肛門括約筋が力尽きたのだ。
ブリブリブリ、ブリ――――
漏らしてしまった。
あ、これは、漏らしてしまった。
便器に座る前に、パンツを脱ぐ前に、ズボンを脱ぐ前に、立ったままで、
娘が2人、トイレにいる状況で、しかも外で、漏らしてしまった。
娘はどうする?処理はどうする?着替えはどうする?
筆者は冷静だった。
でもまだ大丈夫だ、量としてはそうでもない。
ウ○コが出るときはだいたい3回位に分かれて出ると思うが、今のはその第1波くらいだ。
今回は下痢だが、固形で考えるときっと1割、長さにして3cmくらいだ。
パッチ(UNIQLO製)も履いてるから、ズボンまでは浸透していないだろう。
ズボンまで浸透していなければ、ノーパンになればいいだけの話だ。
糞(くそ)っ、あのとき「閉」をおしてから「2」を押すべきだった。
いや、今そんなことを考えてもしょうがない。
ウ○コがパッチから漏れないように、筆者の下半身をできるだけ汚さないように、
ズボン~パンツをいかに脱ごうか。
この思考に要した時間は大体0.3秒くらいだったろうか。
筆者の思考は冴え渡っていた。
次のアクションに移ろうとしていたときだった。
実はこの時、括約筋はすでに息絶えており、ウ○コの第2波はすぐそこまで来ていたことを、筆者は知る由もなかった。
人生はいつだって思い通りに進まない。
ブリブリブリ、ブリ――――
ブリブリブリ、ブリ――――
あっ
もっと来てしまった。
もっと漏らしてしまった。
固形でいうと7割は出てしまった。
だが、筆者の思考は止まることはない。
いつだって冷静に。
第2波を出しながらも大丈夫か、パッチは耐えてくれるか?
ズボンさえ汚れなければいくらだって生き返れる。
ウ○コがパッチから漏れないように、筆者の下半身をできるだけ汚さないように、ズボンをいかに脱ごうか。
第2波を出しながら、そんなことを考えていた。
その瞬間、最終波が来た。
ぐっ、波状攻撃だったのか。
蒙恬でもこんな波状攻撃はしかけていなかったぞ・・・!
(ここでいきなりキングダム。)
ブリブリブリ、ブリ――――
ブリブリブリ、ブリ――――
ブリブリブリ、ブリ――――
すべてを出し尽くした。
本来「すべてを出し尽くした。」というと、いい意味に聞こえるが、
もちろんそんなことはない。
こんな漏らし方はなかなかない。
ギリギリで間に合わずちょっと漏らす、というのはこれまでにもあったが、
まさかこんなにも漏らすとは。。。
そして、外で漏らすとは。。。
しかも、子供が2人いる状態で。。。
さぁ、どうする?
だが、筆者はいつだって冷静だ。なぜか。
実は筆者は遡ること数年前、外でウ○コを漏らしたことがあったからだ。
同じように冬、営業先で、アポイント10分前に、スーツ姿で、下痢便を、しかも一部ではなく、その全てを。
そう、筆者は経験者だったのだ。
違いはあれど、パッチがウ○コを受け止めていて、
ズボンが汚れなければ大丈夫、という状況には代わりがなかった。
久しぶりのプロジェクトに腕が鳴る。
2018年、最後の大仕事だ。
ここから先はマニュアルのように記載させていただこうと思う。
今後同じような目に合う方の参考になれば、幸いだ。
【災害時マニュアル】子供2人連れながら、外でう○こを漏らしたオヤジの取るべき行動
1.娘への配慮をまず行う。
2.ズボンを汚さずにズボンを脱ぐ。
3.パッチとパンツを脱ぎ、堰き止められていたう○こを便器に流し込む
4.協力者を仰ぐ
5.下半身についたう○こを拭く。
6.パンツとパッチを最低限洗う
7.後処理
1.娘への配慮をまず行う。
娘2人を男子便所の入り口に待機させている。
企業が休みのフロアーとはいえ、変な人が現れるかもしれない。
娘の名前を呼びながら、
「ごめんー!ウ○コ漏らしちゃった!ちょっとそこでまっててもらえる~?!」
と存在確認をして、返事をちゃんと聞こう。
休みのトイレの個室から、娘に向かって叫び声がする。
滑稽かもしれないが、どう見られるかを気にしている場合はでない。
だって、すでにウ○コをもらした後だから。
2.ズボンを汚さずにズボンを脱ぐ。
邪魔なコートを脱ぎ、上にかけ、靴を脱ぎ、ゆっくりとズボンを下ろす。
大事なのはゴム部分が膝下にかかる時。
手が届かないので、下半身の動きでなんとかズボンをおろさないといけない。
しゃがむとウ○コがパッチから氾濫する恐れがある。
サッカーで培った下半身の動きで、なんとか脱ぐことができた。
大丈夫、きっと汚れていない。
3.パッチとパンツを脱ぎ、堰き止められていたウ○コを便器に流し込む
ここも漏れないように注意が必要。下には脱ぎたてのズボン、靴がある。
ここにウ○コが落ちてはならない。
慎重に慎重に、便器にウ○コを流し、落としながらゆっくりとパッチとパンツを脱ぐ。
4.協力者を仰ぐ
いつだって協力者は必要だ。
今回は一緒に講演会に行こうといっていた友達(男)がいるため、
LINEを送る。
とはいえ、娘を放置されており、ウ○コがお尻にも太ももにもパンツにも便器にもついている状態なので、似たような経験があるとはいえ、精神状態はなんだかんだで焦ってもいる。
季節は冬なのに、脇汗はひどいことになっている。
ましてや、焦ってトイレに入ったので電気を点けておらず、僅かな窓から入ってくる太陽光があるくらいで、周りは見えにくい。
そんな中、送ったLINEはこんな感じ。
焦りが文面に表れているのがおわかりだろうか。
友達からしてみたら、いきなりこんなLINEが来てびっくりでわかりにくいだろう。
とにもかくにも、筆者はパンツが必要だったのだ。
ウ○コは、ズボンにも達していて、洗浄が必須だったのだ。
流石にフルチンでズボンを洗うわけにはいかなかったのだ。
筆者はパンツが必要だったのだ。
ウ○コが、ズボンに達していたのだ。。。
今思えば、数年前営業中にウ○コ漏らしたときは、本当にズボンに達していなくてよかった。今思えば本当に恐ろしい。
5.下半身についたウ○コを拭く。
さて、協力者がパンツを買いに行ってくれている間、やるべきことをしよう。
お尻と太もも、キンタマーニについたウ○コを拭こう。
たまに個室にはアルコールスプレーが備えられている場合がある。
または便座を拭くための洗剤など。
筆者が入った個室は季節的なものもあったのだろう、次亜塩素酸のスプレーがおいてあった。
次亜塩素酸をキンタマーニスプレーしていいかどうかは今もわからないが(「キンタマ 次亜塩素酸 大丈夫」とググっても出てこないが)、
その時は暗闇ということもあって、次亜塩素酸だと気付かずアルコールだと勘違いし、むちゃくちゃキンタマーニスプレーをして拭きまくった。
何も常備されていない場合はトイレを流してでてくる水をつかって拭けばよいと思う。
6.パンツとパッチを最低限洗う
ウ○コまみれのままのパンツとパッチをどうすればいいのか。
答えは簡単、便器の中で水を流しながらどんどん洗い流そう。
もう吹っ切れているので、便器の水に手がふれることなど、気にしてはいないだろう。
ある程度流れたら、水を絞って、申し訳ないがトイレのゴミ箱に捨てさせていただく。
ちなみに筆者は数年前に漏らしたときから、かばんの中に常にビニール袋を入れるようにしているので、そこに入れてできるだけ密封して、後はよろしくおねがいします、ごめんなさい、ありがとうございます、です。
7.後処理
お尻、太もも、キンタマーニ、パンツなどがきれいになって、新しいパンツを友だちが買ってきてくれたら、後は後処理だ。
便座や便器、床などきっとウ○コがついている部分があると思うので、しっかりきれいにしよう。
個室がきれいになったら、後はズボンを洗おう。
この後は講演会が控えている。ウ○コ臭いなんてシャレにならない。
パンツ一丁で便器ではなく、手洗い場でズボンについたウ○コをしっかり洗い流そう。ちなみに今回はズボンについていたウ○コはそんな大量ではなかったが、大量の場合は便器で洗おう。
・・・・・
こうしてなんとか友人の協力もあり、筆者はウ○コを漏らした事実を乗り越えた。
途中何度も5才から「まだー!?ぱぱ何してんのー!?」と聞かれる度に個室から
「ごめんー!まだもうちょっと待って~」と答えていた。
時間にして15分くらいだっただろうか、娘には悪いことをした。
講演会を途中で抜け出させてトイレーコンビニートイレとダッシュをさせてしまったう友人にも申し訳ないことをした。
何より、あそこのトイレを掃除する方はゴミ箱からでてくる私のパンツとパッチが入った袋にびっくりすることだろう。
本当に申し訳ございません。
あ、あとついでにUNIQLO製のパッチは最高だ。
暖かいだけでなく、ウ○コ漏らしたときにはしっかりと受け止めてくれる。
冬には欠かせないアイテムだ。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E429021-000/00/?colorCode=COL08
さて、そろそろこの物語も終わりに近づいてきた。
何が言いたいかというと、特に言いたいことはない。
が、人生はネタ作り。
娘にはウ○コをもらした人間として、トイレをウ○コ臭い地獄へと化した張本人として、しばらくイジられることになったが、それもいいネタだ。
ヤバい!と絶望に思えるようなことも、それを乗り越えると自分の糧となりネタとなり、他人に勇気やマニュアルを与えることにつながる。
あなたがこれからウ○コを漏らしたときに、この物語を思い出してもらって、お役に立てたのなら何よりの幸せだ。
転んだのなら、また立ち上がればいい。
大事なのはどう転んだかではなく、そこからどう起き上がったかだ。
大事なのはどうウ○コを漏らしたかではなく、そこからちゃんと拭いたのかどうかだ。もう漏らさないようにしたかどうかだ。
人生はいつだって思い通りに進まない。
あれから2年経過した。
私は年に1回はしっかりと、ウ○コを漏らし続けている。